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新生児の出べそと腹筋の関係、及び出べそへの対処

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出べそは本来凹んでいるはずのおへそが出ている状態のことを言います。
出べそには大きく分けて2つの種類があり、1つは皮膚だけが飛び出している臍突出症、もう一つが腸が飛び出している臍ヘルニアです。
新生児の出べそに関してはほとんどが臍ヘルニアで、新生児の5〜10人に1人程度の割合がこの症状を発症しており、生まれたときの体重が1,000〜1,500gまでの未熟児の場合は80%以上の割合で臍ヘルニアを発症していると言われます。
新生児の臍ヘルニアの原因は、通常新生児は生まれて過ぎにへその緒を切ると、徐々にへその緒が縮んでいきます。
また、新生児は腹筋と腹筋の間に臍輪という穴があり、通常はへその緒が取れると臍輪も小さくなります。
しかし、臍ヘルニアの場合はこの臍輪が閉じず、その結果臍が縮む過程で腹筋がくっつかず、臍輪から腸が飛び出してしまうのです。
その状態が臍ヘルニアの状態なのです。

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新生児の臍ヘルニアは、その多くが自然に治癒します。
寝返りやハイハイができるようになると腹筋が発達し、それに伴って臍ヘルニアも徐々に小さくなり、1歳になった頃には95%の割合で自然治癒しています。
ですので、少なくとも1歳までは病院としては経過観察をするのが一般的ですので、生まれた子供が出べそだった場合でも親も焦らずに医師と相談しながら様子を見守ることが大切です。
しかし、1歳になっても自然治癒をしない場合は小児科の医師と相談して手術をするかどうかの相談をすることができます。
それでも小学校に入るまでに自然治癒する確率も少なからずありますので、親は小学校入学前までは手術を行わないという方針の病院もあるという事を念頭に置いておく必要があります。
手術をする場合は、臍ヘルニアは保険が適用されますので、医療費は3割負担という事になります。
実際は乳幼児医療証があれば無料という自治体も少なくありませんので、居住する自治体の補助を加味した上で自己負担が必要な医療費の額が決まります。
臍ヘルニア手術は全身麻酔で行われるため、前日は食事をとることができません。
また、入院日数は子供の年齢や術後の経過等の影響を受けますので一概には言えませんが、異常がなければ2泊3日で退院というケースが一般的です。
子供の出べそは気になりますがこうした情報を把握できていれば焦る病気ではありませんので、正しい知識を持つことが重要です。

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