でべその治し方について 簡単な処置で改善することもあります
赤ちゃんの場合には、まれにでべその状態になってしまうことがあります。
現在治し方としてポピュラーなのは、スポンジなどを使用してお臍を圧迫する方法と手術による処置です。
スポンジを使用した圧迫法は比較的簡単に出来るため、通常2歳程度まではこの方法で様子を見ることになります。
成長の具合によっては大分目立たない状態になる可能性もあるため、現在では多く試みられている方法です。
一定期間経過観察をしても特に変化がみられなかった場合は、後の美観的なことを考慮して手術による治療が行なわれることがあります。
この場合は、全身麻酔が必要となるため、入院しての治療となるのです。
食事制限などがあるため、小さな子供にとっては少し負担が大きい場合もあります。
赤ちゃんの場合には、皮膚自体がかなり敏感であり、民間療法は避けた方が無難です。
一方、大人の場合にも時にでべその症状が見られることがあります。
この場合には、通常形成外科などの専門の診療科での処置が必要です。
妊娠中や肥満の場合にもこのようなでべそは発生することがあり、専門的な治療を要することになります。
手術は比較的簡単なもので、短時間で治療は完了します。
でべそは時にヘルニアの一症状の場合もあり、このようなタイプはより専門的な治療が必要になるのです。
ヘルニアの場合には、腸や内部組織が外に一部飛び出すような形状になっています。
そのため、普段のケアにもある程度気を配る必要が出てくるわけです。
誤って傷つけたりすることがないように、子供の場合も大人と同様の注意が求められます。
ヘルニアの手術は然程難しくありませんが、十分な知識や経験を持つ専門の外科医に任せる方がより安心して手術が受けられるのは確かです。